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則永修、ノリナガ編集工房
大阪市中央公会堂(大阪市)

「多羅尾伴内」ものを初めてみたのは昭和35年、高校2年の時だった。
最後のシーンで多羅尾伴内が静かに階段を下りて来て、悪者の前で事件
の顛末を話し、「貴様、何物だ!」の怒声に「ある時は片目の運転手…」
と始まる。正義と真実の使徒・藤村大造と言うと悪者が拳銃を撃つ。拳
銃の撃ち合いになっても千恵蔵には絶対に当たらない。物語は荒唐無稽
な感がある。しかし観客は理屈っぽさよりもむしろ理屈抜きの痛快さを
求めていた。千恵蔵がオープンカーに乗って、中原ひとみを振り切って、
颯爽と走り去って行くラストシーンはいつの世も変わらない手法だ。

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